恋愛は苦手です。でも恋の神様やってます。

そして翌日の放課後。
世那はるんるんしながら私との待ち合わせ場所に来た。

『お誘いありがとう、唯。』
なんかかっこよく登場してきたな……どうしたこれ?

『………………じゃあいこっか。、』

いつものよーにスルーしていつものカフェに私達は向かった。

本日はハニーラテ。
たまにあまーーーいやつ、飲んでみたくなる。世那にはなんじゃその甘そうな物体は!って顔されてるけど……大好きなんだよ。

『太るっていいたいんでしょ?』
『えっ!?そんなこと俺言わないよー!思っていたとしても!』

ドヤってる。そして思っていたとしてもと言っているではないか。
やはり思ってんなこりゃ。

いやいや、そこに食いついてはいかん。
集中して赤い糸が視えるかどーか試してみないと!!!




目を瞑って、集中………………!!!

よし!




目を開いて世那の左手の小指を視てみた。
おかしい。
何も視えない……。

『あれ?』

おっかしいな?もう一回やってみるか……。

また最初から。
目を瞑って、集中して……。

やはり視えない。

(視えるようになった気がしたんだけど……気のせいだったのか?)

ムダに、世那を呼び出しただけだったか……。まあ仕方ない、せっかくなのでついでにケーキも頼んじゃおうかな?

『私チーズケーキ頼んでくるね。』
『あ、俺がいくよ。俺も何かケーキ食べたいし。』
『そぉ?……じゃあお言葉に甘えてしまう。ありがと。』
そう言って世那にケーキ代を渡した。





ぴろん。
メッセージが届いた。

『今夜10時 お仕事です。母より』


10じ………………!!!!!
高校生は、10じまでしか働いたらいけないんだぞ!!!?
くっそぉーーーーー!!!

怒りに満ち溢れた顔をしていると、世那がケーキを持って帰ってきた。

「おまたせ……どした?その顔!?そんなに時間かかったか!?」
「いや……違う。ちょっとまぁ、別件で。」
また呪いが発動されても困るから今回は何も言わないようにしないと。

「……そうなのか。何があったかわかんないけど、疲れたらいつでも言えよ。カフェでもなんでも行くし、いくらでも話を聞くし。エマも唯の様子がここんとこおかしいって心配してんだよ。」