恋愛は苦手です。でも恋の神様やってます。

消えちゃった……。




あれが、ご先祖さまだとは。
超絶イケメンだったな……ほんとに私と血が繋がっているのか?っていうレベルのイケメン。



そして……だんだんわかってきた。
朝倉家、という家が。
ただ古いだけの家ではなかった。
占い師ってだけでも怪しいなって思ってたのに、遂に怪しいを通り越してしまった。


神そのものだという、蒼。
神の力を持っているという、朝倉家。
そしてその力を使って時代を生き抜いてきた。
もしかしたら、恋愛のみならず他の事も色々していたご先祖様もいたかもしれない。


例えば、母が使っていた『呪い』。
おまじないなんてかわいいこと言ってたけど、あれはそんは生やさしいものではない。
蒼はすべての力を使いこなせるようにと言っていた。
すべての力……。
いったいどれ程の力を母は持っているのか?
私も使いこなせるようになるのか?




そして。
蒼に会ってから力の質が変わったのがわかる。
初めて鋏に触れたときと今。
感覚的に全く違う。
鋏に触れなくても今なら赤い糸が視える……そんな気がする。




「……やってみるか。」




スマホを手に取り、世那にメッセージを送った。明日、いつものカフェでお茶でもしない?と。

(実験体にはふさわしくないかもだけど……なんかいっぱい糸出てそうだし。)

そんなことを考えていたら。



ぴろん。



ほらきた!世那!
『行く行くーーー!(*´﹃`*)』
予想通りのお返事。実験体に使われるとも知らず……憐れなやつよ。



よし。
あとは明日を待つのみだ!



私はるんるんしながらコトさんに今日のご飯なにが出るのかを聞きに行った。
体調万全で明日に備えとかないとね!