恋愛は苦手です。でも恋の神様やってます。

ほんっと、いーこと気づいたわ私。
せっかくのこの才能を活かさないと!
自分のために!!!!!!!


チャイムとともにダッシュで帰路についた。
瑛茉と世那がなにやら話をしていたのが見えたが……。

(あ、もしかしてセナの好きな人ってエマなのか!?)

そーゆーことか!
だからなんか二人ともここんとこおかしかったのかー!
言ってくれればよかったのに。我ら幼なじみなんだからさ!

そんなことを考えながら走っていたら、あっという間に家についた。

さぁ、鋏を!今こそつかうときだ!

ルンルン気分で箱を出し、そっと取り出してみた……ら!!!!?





見たこともないような民族衣装?てきな?ものを着たスーパーイケメンが現れた!!!!


「うああぁぁぁ!!!!!!……だれっ!!!!!?」


凄まじく美形な、そして妖艶な男性。歳は20代後半くらいに見える。ロングヘアーに180は超えているであろう背丈。細すぎずマッチョ過ぎずの綺麗なラインを謎の衣装がより一層美しく見せている。

イケメンはにやっと笑いながら、私に向かって歩いてきた。

「お前か、みやびの次の当主は。」

どうやら私のことを知っているらしい。
母がきっと話したのであろう。

「は、はい。」

「唯……と言ったな。」 

「はい…。」

「俺の名前は蒼。宜しく頼む。」

「あおい、さん。宜しくお願い致します…。」

びっくりしすぎてあまり言葉が出ない。
だってこの人、鋏触ったら出てきたよ?
まさか鋏の妖精てきな!!?

「妖精ではない、俺は朝倉家が神となった原因だ。」

この人、心が読めるんだ!?
しかも神となった、原因??

「原因とは……?」

するとイケメンは少し懐かしそうに、寂しそうに話してくれた。

「昔、朝倉家には美しい娘がいてな。その娘を俺はいつも空から眺めていた。」

ふむふむ。

「だが、眺めているだけではもう我慢の限界だったのだ。そこで俺は、娘の前に降り立った。」

ほおほお、それで?

「娘は勿論ひと目で俺を好きになり、そして子供が産まれた。」

……へぇ?すごい早いね展開が。しかも勿論てとんでもない自信だなおい。

「だが、俺は永遠の命を持つ神だ。娘はどんどん老いていった。そして娘亡き後、我が子……朝倉家が稀代の占い師や恋神様と呼ばれ始めた時の当主が神の子だということだ。それ以降我が子孫をずっと見守っている。」

はぁ……なるほど。
とゆーことは、イケメンがうちの先祖で私は子孫ってことか……!!!