「は?何だって?聞き捨てならなねえな、主治医様に向かって。誰のお陰で手術してここまで良くなったと思ってるんだよ」
 
 「どうしてそんなにえばってるんですか?患者を治すのは医者の務めと学校で習わなかったんですか?もう少し謙虚さを学び直すことをおすすめします」
 
 「は?お前こそ何様だ。きちんとリハビリしろって言ってんだ」
 
 「やってるもん。頑張ってるもん、ねえ、先生?」
 
 理学療法士の先生をじっと見つめる。
 彼は困ったように光琉先生を見た。
 
 「まあ、頑張っているので許してあげて下さい、光琉先生」
 
 「君。こいつを甘やかしたらだめだ。ナースなんだから、現実を知らしめろ」