私の隣のおじさん先生はすでに寝ている。疲れたところで飲んで寝てしまった。
 医者なのにいいのか?呼び出しあるのにと呆れたが、注いであげるとすぐに飲んでしまう。困った人だった。

 藤野先生を見てみると……見えない。女性達の頭で。

 「京介先生だって人気者なんだから、たまにはいいんじゃないですか?さあ、たくさん食べて下さい。ここ、食べ物豊富に残ってますから」

 となりの寝ているおじさん先生は飲む一方だったからね。

 「君さあ。なんか、達観しているって言うか、どこか引いてみてるよね新人なのにさ」

 そうでしょうかね。まあ、人様よりは苦労してますからね。諦めも早いんです。
 とはお坊ちゃまの京介先生に話しても無理だから言わない。

 「精神が大人と言って下さい。京介先生が子供だからわからないんですよ」