そこへ、京介先生と藤野先生が入ってきた。 涙目の私を見て、京介先生が驚いている。 恥ずかしくて、下を向いた私に藤野先生が言った。 「この病院は看護師への患者のセクハラを許しているんですか?」 眼鏡にマスク姿。表情は見えない。だが、少し大きな声で話す。 「……塩田さん。どういうことかな?新人の子が泣きながら相談しているのにそれはないんじゃないかな?」 京介先生が塩田さんに言う。 彼女は青くなって、目をキョロキョロさせると先輩の看護師の先輩に助けを求める視線を送っている。