「えーっと。私じゃないかも知れませんけど」 「細川さんがいい」 「それは……」 「頼むね」 「ほらー、細川さん。川村さんのこの包帯だけ巻き直してあげて」 京介先生に呼ばれて住田さんのカーテンを閉める。 「住田さんには気をつけてね」京介先生が小声で言う。 「?」 私が川村さんの包帯を巻き直しているうちに、京介先生は次々と巡回していく。 チャラいけど、腕はいいんだよね。 あー、ホント残念な人。