「それがね。すっかりいいのよ。働こうかと思ってるくらい……」
「やめてよ。それならウチに来て。子育て手伝って欲しいの」
「そうね。病院もあるしその方がいいかもしれないわね。そのつもりで頑張るわ」
「叔母さんも来てくれるって言ってるの。赤ちゃん産んでないから役に立たないとか言ってたけど、そんなことないもの。病院の方を手伝って頂けたら助かるし……」
母は私をじっと見つめて、微笑んだ。
「紫。良かったわね。私、ほっとしたわ。でもこれからよ。子育てしながら自分も成長して、人生の新たなページが始まるの。お前がいたことでお母さんは生きてこれた。お前にもそういう大切なものが出来て嬉しいわ。もちろん光琉さんも大切でしょう。たくさんの大切な人を大事にして生きて生きなさい」



