そう言うと、光琉は立ち上がり私を連れて黙ったまま、家へ帰った。
まさか、嬉しくなかったのかな?そんなわけないよね、と考えていると、玄関のドアが閉まった瞬間に抱きしめられた。
「ひ、光琉先生?」
「嬉しい。嬉しすぎてよくわからなくなった。本当なんだよな。お前に子供が出来た。昔はあんなに欲しかったのに、子供好きだったお前にどうしても出来なかったのに。やっと今世で子供が出来た。信じられない……」
そういうことか。やはり。私と一緒だね。
「そうだよ。良かったね。前世の人達の望みが叶った。でも今の私達の望みでもあるよね。神主さんが言っていたことがわかったね。きっとこれだよ」
「ああ。そうだな。前世で得られなかった幸せを得た。大切にしよう。よし、まずは求人するか?お前少し仕事休め。子供優先でいこう」



