「もちろんよ。光琉先生だけを愛してる。ずっと私のこと愛していてね?」
「ああ」
そう言うと、人前なのにも関わらず、そっと口づけを交わした。
札幌での暮らしは想像以上に大変だった。
何しろ、お客さんが多い。そのうえ、イケメンの医者とかいう、噂が広がって余計な?患者が増えている。
どこに行っても結局こうなるんだなと私は諦めた。
最初は事務員とリハビリテーションの療法士しか雇わず、ふたりで診療を回していた。
最近食欲がなくて、夏バテかなと思っていた。
北海道の夏は東京に比べたら涼しいのだが、最近は温暖化のせいか、こっちも暑くなってきているそうだ。



