「愛してるよ、紫。お前だけだ」

 「なら全部あげます。いいですよ。でも優しくしてね」

 そう言うと、彼に抱きついた。
 うなり声を上げた光琉は準備をするとゆっくり紫とひとつになった。
 痛みでどうにかなりそうだったが、最後には気持ち良くなり彼のものになれたという安堵で眠ってしまった。

 翌朝。気付くと彼はいなかった。

 メモがあり、病院へ行くとひとこと。そしてお前は具合が悪いので休むいっておいてやるから今日は休めと書いてあった。
 メールを見ると心配したあきちゃんから連絡があった。

 また、昼休みには光琉から「足だけじゃなくて、身体は大丈夫か」と心配するメールが入っている。それを見て赤くなってしまった。恥ずかしい。先生と男女の関係になってしまった。