ピタリとフォークを持つ手が止まった。 そんな紫を見て、光琉はやっぱりなと思った。 「適当に言っておいたが、ここには来させないから安心しろ」 紫は光琉をじっと見た。 「彼の交際相手の話は聞いた。先週お前に話したことも……」 紫は目を下に向けた。 「泣くなよ。おい」 心配そうに紫をのぞき込む。 「泣きませんよ、もう」