そう言って、立ち上がり足をひきずりながら走って玄関へ行く紫を光琉は急いで追いかけた。 「おい、待てよ……」 バタン。ドアが閉まって彼女は出て行った。 光琉は紫の涙で急速に酔いが覚めていくのを自覚した。そして自分の犯した過ちを反省した。 「あいつ、なんて言った……片思いが実らない気持ち?最近分かった?何のことだ?」 それから一週間。 光琉は毎日遊び歩いて酒を飲んでいたのが、ピタッとやんだ。 しかし、紫はそれとは反対に光琉と目を合わせることもなく、話しかけてくることもなくなった。