「紫。お前素直なところが可愛いから必ず彼氏出来るよ。心配すんな」
紫はそういう彰をじっと見た。
自分の気持ちに気づきはじめていた紫は彼の好きな人が自分ではないとわかり寂しかった。
その頃。
光琉は久しぶりに休みの日で実家へ帰っていた。
わざとだった。
今日から父親が出張だったのだ。
本当は代わりに病院へ詰めていないといけないはずだが、夜勤明けだったので、午前中マンションで少し眠ってから実家へ来た。
もちろん、あかりに会うためだ。
あかりも実は光琉に対して意識があると最近光琉は感じていた。
あかりに子供がいないことも諦められない理由だった。



