先生は太陽のようだ

パシッ


地面に座り込んでいる私の腕に、誰かの手が私を掴んでいる。


その手は、大きくて、暖かくて……。


「はぁ、はぁ、見つけた。」


「せんせっ……なん……でぇ?」


「家庭科室行ったら、相原さんが俺の事探してたって聞いて…それで…え、泣いてる?」


先生がこっちを向いている。


「せんせ…わた…し…わたし…」


自分でも何を言いたいのか分からない。


でも、とりあえず届けたい。


私の想い…。


伝わって欲しい。


「せ…んせっ…わたし…」


何度も詰まる声。


そんな私に先生はニヘっと笑う顔。


あぁ、久しぶりに見た。


この表情。


「相原さん…ちょっとごめんね」


先生はそう言うと、うずくまっていた私の体をヒョイっと持ち上げて…。


それはまるで、お姫様にでもなった気分だった。


お姫様抱っこのまま、私をどこかに連れてく先生。


私は頭が真っ白で、もうなんにも考えられない。