今日も海野くんと2人での帰り道。 ヤキモチ妬かせる大作戦を実行する時がきた! 「今日さ、恭太くんが席ちょっと遠いのにわざわざ消しゴム拾ってくれたんだ!恭太くんっていつも周り見てて良い人だよね」 そう、他の男子を褒める。 彼氏だったら、嫌じゃないのかな。 「そっか」 いつも通りの相槌。 ダメかぁ。 じゃあまたねと手を振って海野くんと別れる。 「どうすれば妬いてくれるかな」 私は次の作戦を考え始めた。