「ごめん!私、仁くんにヤキモチ焼いてほしくて、イジワルしてた」 「え…?」 仁くんの目が丸くなる。 「でもヤキモチ焼いてくれてたんだね。嬉しい」 私の思いを伝えると、仁くんは「はぁぁ」と大きなため息をつく。 「よかったぁ。俺、立原に嫌われたら立ち直れない」 そう言って私をぎゅっと抱きしめる。 仁くんの温もり、久しぶりだ。 「ってか仁って」 「あぁ、きょ、加藤くんが名前で呼んだら仁くんは喜ぶって言われたからで嫌だったら全然戻すよ」