とりあえず黙ってて。


「試してるって何を?」

性格悪いことしてる自覚あるし、あんまり人に言ってほしくないけど、恭太くんなら信用できるし、言ってもいいかな。

「ほんとに私を好きなのかなぁって思って。ほら、海野くんっていつも無口だから、わかんなくて」

すると、恭太くんの笑顔が消えて、真面目な顔に変わる。

「俺ーーーーー」

🔔キーンコーンカーンコーン

下校時刻を知らせる大きなチャイムの音で恭太くんの声がかき消された。

「ごめん、何て言ってた?」

すると恭太くんは笑って、「帰りながら話そっか」と言う。