「(私が喋るのを待っててくれるんだ。私のペースに、合わせてくれてるんだ)」
ドキンッ
「(私……やっぱり伝えたい。
私が今どう思ってるかを、正直に)」
更にドキドキしてきた胸をグッと抑えて。
平然とした素振りで。
いつもの私らしく、思った事をさらっと言おう――って。
そう思ってるのに、
「(……〜っ、ダメだ。
やっぱりうまく出来ない……)」
煌人を前にすると、どうしても本能で「弱みのない自分」を演じてしまう。
私はどうしたって……
煌人の隣にいた女子みたいに、可愛く振る舞えない。
――お前は、ちょっとは甘えるって事を、
少し前、煌人にも言われた。
煌人の目にも、私は甘えベタに写ってるらしい。
なんでなのかな。
私って、なんでこんなに「プライドが高い」んだろう。
「おい凛」



