大嫌いなキミに愛をささやく日

泡音ちゃん、私ね……

まだ煌人への答えが見つからない。

でも見つからないからこそ、真剣に向き合いたいって。

真剣に向き合って答えを出したいって、

やっと、そう思えたの。



「煌人……」

「ん、なに?」



煌人が守護神って言われるくらい、私の事を気にしてくれるの……嬉しいって思っちゃった。


私に気を遣ってくれてるのは、少しくすぐったいけど。


でも、嫌だとは思わなかった。



「(さすがにストーキングされたのは嫌だけど……。あぁ違う、そうじゃなくて)」



素直な自分の気持ちを、今、言うんだ。


まだ告白の答えは出ないけど、煌人の事は嫌いじゃない――って。


だけど……


口下手な私だから、よからぬ事を言って、さらに関係がこじれそうな気もする。



「(どうやって伝えるのが正解なんだろう……)」



頭を悩ませた時。

ふいに、さっきの光景を思い出す。


ナル先輩に追い詰められ危なくなった私を、躊躇なく助けてくれた煌人。


あの姿は本当に、王子様みたいで……


すごくカッコよかった。



「煌人、さっきね……」