呆れるように言う煌人に、呆れ返したのはナル先輩だった。
「いいわけないでしょ。煌人くんと仲良くなって、パイプ作って……将来はコネ入社して、金持ちになろうと思ってたのに。大事なパイプの悪口なんか言えないよ」
「俺を思ってくれてるようで、自分の事しか考えてませんね」
「はぁ、完璧な計画だったのに。未来創造図がパアだよ……」
すると煌人は向かい合って座る先輩を見て(大きい車に乗車中)、脱力しながら笑った。
「先輩の計画、早いとこパアになって正解ですよ。ウチはコネ入社とかないんで」
「ないのかよ、クソ……」
はぁと、ナル先輩はため息をつく。
すると煌人は「もしかして」と、どこか納得したようにナル先輩を見た。
「俺が凛と仲良いって知ってて、それで凛に近づいたんですか?」



