大嫌いなキミに愛をささやく日

「(わ、私じゃない!)」



だけどナル先輩はめちゃくちゃ腰が痛いのか、ずっと目を瞑っている。

そしておでこに青い線を浮かばせて、こんな事を言った。



「鳳条グループの跡取り息子の悪口を一緒になって言ってるって、もしも鳳条の奴らに知られたらどうするんだ大バカが!未来の俺の出世の道がないだろーが!だから静かにしろってんのに凛ちゃんはベラベラと!怖い物知らずか!ほんと肝が冷えるわ!!」


「……」
「……」



私が喋らないのを不思議に思ったのか、ナル先輩は、やっと目を開ける。

そして目の前にいる煌人を見て、青ざめた顔をした。



「え?鳳条くん……?」

「お、お久しぶりです……ナル先輩」

「き、聞かれた……だと?」



バタン



「きゃー!ナル先輩しっかり!」