大嫌いなキミに愛をささやく日

「それを言うなら、先輩だってそうじゃないですか。部活に入ってないんですよね?どうしてですか?」

「え……俺は、」



私の頭を撫でていた手をパッと離し、人差し指で、頬をポリポリとかくナル先輩。

どこかぎこちない反応だな……と思っていると「そう言えば」と。


話題は、煌人の話へと変わる。



「凛ちゃんは、俺と毎日一緒に帰ってて、大丈夫なの?」

「どういう?」

「いや、鳳条くんは怒らないのかなって」

「……」



私と煌人の事情を深く知らない先輩まで、気を遣っている。

その気持ちが申し訳なくて、「大丈夫です」と眉を下げて笑った。



「実は……煌人とは、あの日以来ケンカをしていて」

「あの日って、三人でファミレスに行った日?」