大嫌いなキミに愛をささやく日

「え、ううん……何でもない」



それだけ返して、煌人から目を逸らす。

すると運よく、頼んだ飲み物を店員さんが運んできてくれた。



「い、いただきますっ」



何だか気まずくて、ココアに助けを求めるように、急いでカップに口をつけた。

だけどココアもカップも熱々で、思わず舌を火傷してしまう。



「あ、っつ!」

「バカだなぁ。何でそうせっかちなわけ?」

「べ、別にせっかちじゃ、」



ムッとなって言い返していると、煌人の両手が私の頬を優しく掴む。

そして、


「舌、見せてみろ」


そんな事を言って来た。



「……絶対にイヤ」