大嫌いなキミに愛をささやく日

私と離れたところで言い合っている、煌人と執事さん。

そんな二人には目もくれず、お母さんは真っすぐ私に近づいた。



「あなたが三田凛さん?」

「あ、はい……えと、煌人くんにはいつもお世話になってます」



ペコリと頭を下げると、煌人のお母さんは「こちらこそ」と笑った。

金髪のロングヘアが、とても良く似合っている。ナイスバディなお母さんだ。



「あなたのお父さんには、とてもお世話になっていてね」

「え、お父さんが?」

「あら、知らないの?鳳条グループの秘書をしているのよ?あなたのお父さんはすごいんだから!」

「(秘書!?)」

「今も、保護者テントで主人の相手をしてもらってるわよ。さっき”休日出勤手当つきますか?”っ聞かれちゃった~」

「(お父さん、ちゃっかりしてる!!)」



っていうか、え?

お父さんて、煌人の会社で働いてたの!?