大嫌いなキミに愛をささやく日

そう思いつつも、キュッと目を閉じてしまった私。

煌人はその瞬間を目撃したのか、フッと笑みを漏らした。



「もう限界。これから凛を食べ尽くす」

「(ん!?)」



今、物騒なワードが聞こえたよね!?

その予感は的中したのか、煌人は目をぎらつかせて私を見ていた。



「え、ちょ、ま、……煌人!!」



パシン、と。私が煌人の頬を叩いたのと、執事さんが教室のドアを開いたのは……

ほぼ同じ瞬間だった。



「凛様、狼を前によくぞご無事で」

「し、執事さん……っ」