大嫌いなキミに愛をささやく日

「うん。もしも煌人が死んじゃったらどうしようって……」



すると煌人が「大げさだなぁ」と、また笑った。

だけどね、煌人。

私は、やっぱり怖かったんだよ。



「煌人がいなくなると思ったら怖かったの。

私の前から煌人が消えちゃったら……嫌だって思った」

「凛……」

「だから、元気になってくれて本当に良かった」



そう言って、頭をコテンと。

煌人の体に預けてみる。

すると、ありえない速さで煌人の心臓が動いているのが分かった。


ドクドクドクドク……


これ、煌人、死んじゃわないよね?大丈夫だよね?



「あのさ、大丈夫なの?煌、と……」



不安になって、焦って煌人を見上げた。

すると、さっきまで笑っていた煌人はどこにもいなくて。

「凛」と真剣な声で、真剣な目で。煌人が私を捕らえる。



「俺はさ、凛の事を何でも分かってるつもりだよ。

だけど、一つだけ分からない事がある」