大嫌いなキミに愛をささやく日

「昨日、倉庫の中で俺を守るって言ってくれた。あと、赤組のテントの中でも、俺を守って庇ってくれた。それに、さっき女子たちからもな」

「え!」



赤組のテントの中での事件を、なんで煌人が知ってるの!?

あの時、煌人は地区対抗リレーに出てたはずでしょ!?


私の疑問はお見通しなのか、煌人は「観念しろって」と私の後頭部を何度も撫でる。



「俺は凜のことを何でも知ってるからな」

「……キモイ」

「うん。言うと思った」



キモイ、なんて言われても、まだ嬉しそうにしてるんだから……やっぱり煌人は変だ。

それに……私も。

さっきから、やっぱり心臓が落ち着かない。

ドキドキが鳴りやまなくて……ずっと煌人に反応してる。



「(そう言えば、このシチュエーション……昨日の倉庫の中みたい)」



熱い体同士、抱きしめあってる状況って……どうしても昨日を思い出しちゃう。



「煌人が熱を出した時……私、不安になったの」

「不安?」