大嫌いなキミに愛をささやく日

「”すぐ戻ってきます”ってメモ書きあるよ」

「マジだ」



保健室に到着した私たちは、先生不在の状況に少し困っていた。

半ば勢いで教室を出ただけあって、私たちだけで保健室にいてもやることがないからだ。



「あ、あ~えっと……」


ゴホン、と。

煌人がわざとらしく咳きこむ。



「とりあえず凛、ベッドに横になったら?顔色悪いし」

「いい。いま横になったら何か出てきそうだし」

「何かってなんだよ」

「私にとって嫌なモノ……」



私の言葉に、煌人は笑った。

そして「出せばいんじゃね?」と言いながら、近くにあったパイプ椅子に座る。



「俺の予想だけど、俺が告白しちゃったせーで混乱してんだろ」