大嫌いなキミに愛をささやく日

「……煌人の圧倒的な勘違い」



言うと、煌人は「ぶッ」と笑った。



「見間違いでも気のせいでも、圧倒的な勘違いでもない事を祈るわ」



そう言って、煌人はクルリと前を向いた。

「なんだそれ」と。やっと落ち着いて、授業に集中する事が出来る。



「(はぁ、疲れた……)」



煌人の言葉で。

たった一言だけで。



『俺がお前を好きって言ったら、どうする?』



私はこうも疲れてしまう。

今まで縁がなかったから考えた事なかったけど、どうやら恋愛は苦手みたい。



ガラッ



「おはよー。さぁ皆、宿題はやって来たかー?」

「(あ)」



教室に入って来た先生の顔を見て、手元にあるプリントを見る。そして全身から汗が出た。

だって、私の宿題プリントは真っ白。

勉強に命を注いでいる私が、まさかの。宿題に何も手をつけていなかった。



「じゃあ三田。最初の問題の答えを言ってくれー」