大嫌いなキミに愛をささやく日

「……どうも」



スッと目を逸らした煌人を見て、お父さんは鼻から少しずつ息を吐いた。

スーッと。

まるで自分を落ち着かせるように。



だけど、そう思う裏腹に、言葉を聞く限りは、確実に落ち着いていなくて。

しかし、そうなったお父さんを誰も止める人がいない今――

この場は、煌人とお父さんのバトル会場になってしまう。



「ちょっといい?」

「話す事は何も、」

「凜のことで――と言っても?」