大嫌いなキミに愛をささやく日

「ほ、本当?」

「本当ほんと」

「(でもなぁ……)」

「ん?」

「……ううん。何でもない」



せっかくアドバイスしてくれたんだし……。

お父さんの言う通りにしてみようかな。



「(って、思うのになぁ……)」



だけど、私の顔は晴れない。

むしろ、ずっと曇ったまま。



「(お父さんに相談して、ちゃんと答えは出たはずなのに……。どうして胸の中が、モヤモヤするんだろう)」

「……」



自分の思っている事すべてを口には出来ない私。

そんな私を、お父さんがご飯を口に運びながら、静かに見ていたのだった。











私がお父さんに悩み相談した、翌日。

下校中の煌人の前に、なぜかお父さんが立ちふさがった。



「やぁ鳳条くん。お久しぶり」