大嫌いなキミに愛をささやく日

「検討もつかないわ。だから下校時の見回りを強化する事で、学校側は対応するんだけど……。

さっきお父さんと先生が二人きりだったじゃない?

ちょうどいいと思って、その話をしたら――

”大丈夫ですよ”って言うの」

「だ、大丈夫って……」



何が、どう、大丈夫なんだよ?

娘がストーカーに遭ってるんだぞ?

ってか凛も凛だよ!

なんでそんな大事な事を、俺に言わねーんだよ!



「お、俺が!」

「え?」

「俺が……何とかしてもいいですか?」

「でも、生徒を巻き込むわけには、」

「いえ!俺が何とかします……!」



ビシッと、迷いなく言い切る。

すると先生はヤレヤレという表情を浮かべ、俺を見て笑った。

そして「無理しないでよ?」と念を押す。



「鳳条くんにはいつもSPがついてるから、正直、学校が動くよりも確実よね」

「SPなんていませんけど?」