「私たちのクラスはどこなんですか?」

詠叶さんは何も言っていなかったけどどうなのかな?

「お前らのクラスは3−Sで頭脳明晰、運動神経抜群、族の幹部以上のどれかが当てはまっているやつが入れる。でもなぜか容姿がみんないい。おまえらは族のことは秘密にしないといけねぇから族以外全部な」

族は元々幹部以上はシークレットだからね。

「私は運動神経は良くないですよ?それに容姿は下の下ですし」

「「「(無自覚出たよ(な)可愛くないのは私だし(無自覚))」」」

「と、とりあえずお前らは頭いいだろ?だから頭脳で入ってもらう」

「「「それなら納得です」」」

「ねぇねぇ、なんで族のことは秘密なの?」

そう、雷華が不思議そうに聞いてきた。

「族のことがバレると仕事が進みにくいし、生徒が危険にさらされるからですか?一応、世界No.1の族の幹部以上がみんなここにいるわけですし」

隠さないと他の正統派じゃない族が沢山攻めてきそうだし。

「正解だ。さすが海だな」

「なるほど…」

そんな会話をしながら教室に着いた。

さすが不良校と言うべきなのか、少し…いやかなりうるさい。

「俺が入ってこいって言ったら入ってこいよ?」

「「「はーい(はい)」」」



ガラガラ



シーン



え、えっと…響さんが入った途端に静かになった?

な、何回か怒られたのかな?

響さんの殺気は世界ランクの族レベルの殺気だから、全国レベルの人達にとってはキツイのかな?

「今日は放送の通り、転校生が来る。お前ら入ってこい」



ガラガラ



「「「(めちゃくちゃ可愛い////)」」」

私たちが入ると可愛いとか言う人がいた。

海空達が可愛いからかな?

弥生たちを探していると響さんに声をかけられた。
 
「自己紹介しろ」

「河合海。よろしくはしない」

「河合晴。俺も仲良くするつもりはない」

私と波瑠奈が警戒心マックスで、よろしくはしないと言ったからか、空気が冷たくなった

「河合空!海と晴の弟だよ!よろしくね!」

「僕は能登流架!!輝羅の兄!よろしくね!」

「僕は能登輝羅!!流架の弟!よろしくね!」

他の3人のおかげで空気は少しはマシになったが、それでも冷たさが残った

…あ、弥生と竜也見つけた。

2人ともびっくりしてるなぁ。

「響、俺らの席どこ?」

駿河(するが)兄弟の周りだ」

「響さん、ありがとね」

「「「(ひびセンにタメ口?)」」」

あれ?みんな驚いてる。どうしたんだろう?

「ま、とりあえず弥生(やよい)竜哉(りゅうや)、1限目サボっていいからこいつらに学校を案内してやってくれ。他の奴らも自習な」

「分かりました。転校生、来い」

そう言われて、私たちは教室を出た。