私と転校するのはこの4人。あと2人私たちの”仲間“がこの学校に通ってるんだよね。

私たちが転校するのは秘密にしていたからびっくりするだろうなぁ。

その前に気づくかな?

そんなことを考えていたら理事長室に着いた。

ノックをして入ったら、ひさしぶりに会う人ー理事長こと私たちの先輩、陸奥詠叶(むつえいと)さんがいた。

美羽「詠叶さんお久しぶりです。なぜ、私たちが男子校に通わなければならないのですか?」

私の質問に対する、詠叶さんの回答は予想通りだった。

詠叶「久しぶりだね。ここに通ってもらう理由は、ここに通っている全国No.1からNo.5の族の子たちがいるからお願いしたくてね。あとNo.3とNo.4の更生もお願いしたくてね」

美羽「わかりました。もし更生の余地がない場合は解散させればいいんですよね?」

私たちは女子だけど、普通の女の子ではない。

なぜなら、『暗殺者』という組織に入っているから。

暗殺者は、政府公認の殺し屋組織。殺し屋といっても『殺し屋』と呼ばれる組織の人や死刑相当の罪を犯した指名手配犯しか殺さない。殺し屋の人たちも何十人もの人を殺しているからね。