「本日はお招きありがとうございます吉田さん。
紹介をさせていただきます。息子の宏とその嫁の奈々さん。孫娘の雅です。」

「はじめまして。
お招きありがとうございます。」

と、両親が挨拶をして私もそれに倣う。

「こちらこそありがとうございます。
私の背後にいるのが孫息子の快斗です。
どうしても快斗が雅さんにお会いしてみたいとのことでして…感謝しきれません。」

「いえ、とんでもございません。
私たちはあちらの方でお話を…」

と祖父が吉田さんに言うと

「そうですね。あとは若い2人だけということで、」

と吉田さんと祖父と両親は会場の奥の方へと行ってしまった。