マティルダの言葉の途中で、上から覆い被さってくる影と重み。
ベンジャミンに抱きつかれていることに気づいて、マティルダは状況がわからないまま、なんとなく背に手を回した。
するとベンジャミンは少しだけ体を起こすと、マティルダの髪を優しく梳くようにしてこちらを見つめながら小さく呟いた。
「次からはマティルダの言う通り、気をつけるよ」
「ベンジャミン様……ありがとうございます。わたくしも気をつけますね」
「いいや、マティルダはこのままでいい……このままでいてほしいんだ」
「え……?」
「だめかな?」
「ダメ、ではないですけど……」
「ありがとう、マティルダ。こんな気持ち初めてだ」
「???」
何故そんなにベンジャミンが怒られるのが好きなのかと疑問に思ったが、ベンジャミンはご機嫌である。
くるくるとマティルダの髪で遊んでいるベンジャミンを観察していたが、至近距離で目が合う。
紫色の瞳が細まるのをじっと見ていると形のいい唇が動く。
「なんだがこの距離感って、夫婦って感じだよね」
「───!?」
改めて言われると恥ずかしくなり息を止める。
顔を胸に寄せてベンジャミンから見えないようにすると、マティルダの頬を大きな手のひらが包み込むようにして、距離が近づいてくる。
ベンジャミンに抱きつかれていることに気づいて、マティルダは状況がわからないまま、なんとなく背に手を回した。
するとベンジャミンは少しだけ体を起こすと、マティルダの髪を優しく梳くようにしてこちらを見つめながら小さく呟いた。
「次からはマティルダの言う通り、気をつけるよ」
「ベンジャミン様……ありがとうございます。わたくしも気をつけますね」
「いいや、マティルダはこのままでいい……このままでいてほしいんだ」
「え……?」
「だめかな?」
「ダメ、ではないですけど……」
「ありがとう、マティルダ。こんな気持ち初めてだ」
「???」
何故そんなにベンジャミンが怒られるのが好きなのかと疑問に思ったが、ベンジャミンはご機嫌である。
くるくるとマティルダの髪で遊んでいるベンジャミンを観察していたが、至近距離で目が合う。
紫色の瞳が細まるのをじっと見ていると形のいい唇が動く。
「なんだがこの距離感って、夫婦って感じだよね」
「───!?」
改めて言われると恥ずかしくなり息を止める。
顔を胸に寄せてベンジャミンから見えないようにすると、マティルダの頬を大きな手のひらが包み込むようにして、距離が近づいてくる。



