今日から2学期を迎えた9月1日。

「ありがとう、小春ちゃん! 少しでいいよ」

始業式を終えた放課後、私は唯花ちゃんの手伝いをしていた。

唯花ちゃんは学習係で今日は夏休みの宿題をクラス全員分集めて職員室に提出するのだが、見るからに重たそうで手伝いを申し出たと言うわけだ。

「ほんと助かったよ! ありがとね、小春ちゃん!」

無事、先生に渡して職員室から出ると、唯花ちゃんはもう1度感謝の言葉を言った。

『いいよ。このくらい。いつも唯花ちゃんに助けてもらってるから』

「小春ちゃん大好き〜!」

廊下のど真ん中で愛の告白を受けてしまった。

幸い辺りに誰もいなかったので良かったけれど、本当に唐突すぎてこっちが恥ずかしくなる。

でも、それと同時に嬉しさもあって、話せない私だけどずっと仲良くしてくれるのはありがたい。

「さーて、少し遅くなっちゃったけど一緒に帰ろ!」

『うん!』

笑顔で頷いて唯花ちゃんと一緒に昇降口に向かうと、時間的にガランとしていた。

靴に履き替えて学校を出ると、緊張や不安は少しマシになった。