○アレンと葉澄がモデルの仕事をしている。
 10話登場の桐島のブランドの服を着てスチール撮影。
 並んでポーズをとる二人にシャッターが焚かれる。

カメラマン「いいよいいよ、そのまま二人とも目線こっちに」

 イケメン二人のショット。

○撮影を終えた葉澄の元に桐島がやって来る。(アレンはまだ撮影中)

桐島「御門くん、おつかれさま」
葉澄「おつかれさまです」
桐島「いや~、二人の映画のおかげで、うちのブランドに問い合わせがたくさん来ていてね。アレンくんと御門くんサマサマだよ」
葉澄「あ、はは……、あ、ありがとうございます」

 ほくほく顔の桐島。人見知りの葉澄はぎこちなく愛想笑いで応えるも、勇気を出した感じで「あ、あのっ」とスマホを見せる。

葉澄「これさっき撮ったんですけど、うちの事務所のSNSに上げても大丈夫ですか?」

 葉澄のバストアップの写真。
 おしゃれな私服紹介にも見えるが、着ているのは撮影時の衣装。
(いわゆる、「今、このブランドの仕事中ですよ」と匂わせ投稿のような…)
 桐島は驚く。

桐島「えっ⁉ そりゃ僕としては宣伝になって嬉しいからありがたいけど……。珍しいね、葉澄くんが自撮りなんて」
葉澄「あ、はい、その……」
アレン「葉澄っち~! この後、メシ行かね⁉」

 撮影が終わったアレンがドーン!

葉澄「行、きます」
アレン「まー、そう言わずにぃ、たまには人付き合いも大事……ってえっ⁉ 行くって言った⁉」

 頷く葉澄。アレンもその場にいた桐島もびっくり。