〇潤は洗い物、葉澄は先にお風呂に入ることに。
 速攻で上がった葉澄に潤はびっくり。

潤「御門くん、もう上がったの⁉ 今、パジャマ持っていこうかと思っ……」

 湯上りの葉澄は色気があり、潤は真っ赤になってしまう。

潤「~~服っ! これ、お父さんが昔着てたやつだけど良かったら……ちゃんと洗ってあるしっ」
葉澄「ありがと」
潤「わ、わたしもお風呂行くね!」

 居間から逃げ出してしまう潤。
 風呂場でシャンプーしながら、改めて葉澄を家に泊めることにドキドキしてしまう。「葉澄くんは友達」「美人モデルを見慣れている葉澄くんがわたしに変な気を起こすわけないし……」と考えながら、ややのぼせ気味で上がる。
 真っ赤な潤がそーっと居間を覗くと、葉澄はソファに凭れ掛かるようにして眠っていた。潤の風呂は長く、退屈だったらしい。

潤(寝てる……)
潤(うっ、やっぱりすっごい美形……)

 ブランケットを持ってきてそっとかけると、葉澄は起きてしまった。

葉澄「っ! ごめん、寝てた……」
潤「!」

 立ち上がりかけた葉澄と、すぐ近くにいた潤は危うくキスしそうになる。
 お互い慌てて離れようとしたことでかえってバランスを崩し、葉澄に組み敷かれるようになってしまった潤。お互い見つめ合う。

潤「(ひえー!)みみみ御門く……」
葉澄「潤」
葉澄「……って呼んでもいい?」

 色気のある葉澄に名前を呼ばれて潤は真っ赤に。

潤「う、うん」
葉澄「そんな顔されると期待しそうになるんだけど」
潤「期待⁉」
葉澄「言ったじゃん。俺、好きになってもらうように頑張るって」
葉澄「潤は俺に全然興味ないのかなって思ってたけど……」

 じいっと見つめられる。
 こじらせモードの葉澄の時は何とも思わなかったが、今の葉澄はイケメンスイッチが入っており、ときめかない女の子はいないんじゃないかというほどかっこいい。
 風呂上がりの潤の髪を取り、毛先にキスされる。

葉澄「髪、下ろしてるの新鮮……。かわいい……」
潤「っ……」
葉澄「好きだよ、潤……」

 キスされそうになる。