「バーカ!」「この出来損ない!」
消えろ! ○ね!
「お前なんていくらでも替えがきく代替品なんだよ!」
なんで生まれてきちゃったの?
数々に浴びせられる暴言
「僕って生きてる意味あるのかなぁ」



っ!またこの夢を見た
幼い頃の記憶の夢親に軽蔑され、兄弟に失望され、散々な家族との記憶
もう思い出したくねえよ
徹の幼少期───────────────
母「いい加減になさい!恥さらしもいいところだわ!」
兄「そうだ、代替品のくせに偉そうなんだよ!」
父「兄さんたちを少しぐらい見習いなさい」
こんなふうに言われるのは日常茶飯事だった
毎日毎日、こんなことの繰り返し。
ときには殴られたり蹴られたり
こんな家族だった。
僕はなにもしてないのに、なにも悪くないのに
お兄様たちより少し知能が低かったからって