「先輩も結構私と好み似てますよね〜。
同じ飲み物頼んでるし、アニメも結構ハマってくれたでしょう?それに、今回の映画も。」


「確かにそうかもしれません。」


「好きなこととか場所とかないってさっきは言ってたけど、私の好きなものをどんどんおすすめしていけば、先輩も好きになれるものがあったりするかもしれませんね。」


「そうですね。ぜひいろいろと教えてください。」


「任せてください。好きなものを語るのは得意です!」


「頼もしいですね。」


「あっ、でも夏休み中はちょっと…、課題が終わりそうにないので、次の予定は一旦保留で……。」


「あまり進んでないんですか?」


「あまりというか……、全然進んでないですね。」


「え、もう残り2週間弱ですが大丈夫ですか?」


「大丈夫ではないけど、頑張って大丈夫にします。」


「一緒にやります?課題。」


「えっ、いいんですか?」


先輩が居てくれると分からない問題とか聞けるし、正直無敵だと思う。

それにひとりじゃ途中でアニメ観始めるから、誰かがいてくれた方がいい。


「はい。」


「めちゃくちゃ助かります。よろしくお願いします!」


「どこでやるのがいいですかね。
図書館の自習室とかだと話しづらいですし……。」


「確かにそうですね。
うち来ます?先輩が嫌じゃなければ。」


「それはさすがに迷惑では。」


「そんなことないですよ。
うちの母イケメン大好きですし、むしろこちらが迷惑かける可能性も……。」


前先輩に家まで送ってもらった時でさえ、結構騒いでたしね。


「菅野さんと菅野さんのお家の方がいいのであれば俺は大丈夫ですよ。」


「一応確認してまた連絡しますね。」


「はい。」