夜中に家に戻ると亮が居て、あ、二人きりなるのは久しぶり、なんて思ったりして。 亮は亮でタバコを吸いながらぼんやりテレビを見ていて、光景だけみるとまるで昔に戻ったみたいだ。 『あの子、もう帰ったの?』 こんなわたしの嫌味にも顔色変えずに『あぁ』と答える亮。 やっぱりわたし達は変わってしまった。