きゃ、と声を出し恥ずかしそうに毛布に潜る女の子と、だらしない顔をしてこっちを見つめている亮。

そこはわたしの居場所だったのに。

もう、堪えられなかった。

『お好きにどうぞ』

わたしはそう言って家を出た。