夕方、たまたま時間が空いたので家に帰ったら玄関には亮と見たことのない高いヒールの赤い靴が並んでいた。 なにをしているのかはわかっていたけど、いやわかっていたからこそわたしはリビングのドアを開けた。 重なりあう亮と女の子の姿はまるでテレビの中の出来事のようだ。