でも今だけは、泣きたい。 亮を思って、一緒にいたころの幸せを妬んで泣きたい。 きっといつか立ち直れる日がくるのはわかってる。 でも今はまだ亮の痕跡が残る部屋の、優しくて切ない思い出を捨てる勇気なんてないよ。