「そんなお前に朗報だ。一応記録用にその時の映像を撮ってるんだ。どうだ? 明日の掃除当番を代わってくれるってなら、やらないこともないが」
「掃除当番くらい、いくらでも代わってやる。だからその映像をくれ」
「普段嫌々やってるくせによく言うよ。本当にべた惚れなんだな。じゃあ、あとで映像やるよ」
「ああ、頼む」
映像っていうのはよくわからないけど、私に関連するはずのものなのに、勝手に取り引きに使われてる。
まあ、彼が嬉しそうだからいいか。
「そうだ、今ルークさんを呼んでくる」
「わざわざいいよ」
「そんなこと言うなって。仕事があるから持ち場に戻ったけど、お前のことすごい心配してたんだからな? 元気な姿を見せてやれ」
イアンさんが部屋から出て行く。
彼が眠っている間に聞いた昔の話でも思ったけど、彼とイアンさんは本当に仲がいいんだな。



