「うわぁ、美味しそう〜!!」


テーブルいっぱいに並んだごちそうを見て、私は目を輝かせた。


私は、お風呂で気を失っていたみたいで、みんなに心配と迷惑をかけてしまった。


キスを思い出して、のぼせて倒れるなんて……恥ずかしすぎるっ……。


「雪、口についてるよ!」


「え、うそ。ありがとう夏帆ちゃん!」


「俺がとってあげたかったやつ………」


「翔平、キモい」


か、夏帆ちゃん………辛辣だなぁ……。


でも、口についたものをとってもらうなんて、確かにできないよ!