その後は、直ぐに鑑識やら警察やらが来た。


「やぁ!君たちじゃないか!未王くんまで!今日仕事はいいのか」

「今日、休みですよ?」

「あぁ、そうだったか!あ、未王くんこれ」

俺は、それを付けとる。

「え」

そこには……

【探偵警察 未王靱負】

顔写真付きだ。

「まじか」

「出てこれる時だけでいいんだ。宜しく頼むよ〜ぉ!」

そう行って上司の宮野刑事はその場を後にした。

宮野刑事は、哉の上司で俺たちを可愛がってくれている唯一の大きな存在でもある。


「良かったな、これで未王も警官の1人だな!誰にも言うなよ?」

「言いませんよ。哉さんは、現場に戻ってください」

「いや、俺たちは犯人逮捕だ。行くぞ」


俺、見川、暁山、哉は、殺害現場を後にした。

パトカーの車で、とある家についた。



そう、犯人の家だ。


今さっき、宮野刑事に紙みたいなものを受け取っていたのを俺は見逃さなかった。



ピンポーン

ガチャ

中から出てきたのは、黒髪で背が高い男性が出てきた。

「はい」

哉は言う。

「伊賀良さんのお宅でしょうか。私、警官……」

その男は、顔色を変えて扉を閉めようとした。

が、俺は力づくで扉を開け犯人を確保した。


「おメェな!罪のない人間を殺すな!」

「イテテテ…痛いです。」

「殺された人間は、これ以上痛かったんだ!」


哉は、犯人の手首を手錠掛けた。

残りの1人も何とか捕まえた。

「話は、署で聞く。未王」

哉は、俺の怒りを納める。

そう、俺は……直ぐ頭に血が登る体質みたいで……体が動いてしまう。

近くにいた、暁山は俺の肩をポンと置いて何も言わなかった。


あの後、2人は署で話を話し始めた。

2人は、殺害した被害者のゲーム仲間だったそうだ。

何かで口論になって……殺してしまったと話した。