「せ、先生…。私、先生のこと…」
「顔真っ赤だけど暑い?水買ってこようか?」
「あ、いえ!先生っ!わ、私、先生のこと好きです!1人の医師としてももちろん、1人の異性としても…」
最後の方はあまりに恥ずかしく、声が小さくなり俯いてしまった。でも先生がずっと黙っているから気になって顔を上げると、嬉しそうに口を押えていて、私と同じくらい顔が赤かった。
「え、秋華ちゃんそれ本当?だとしたらかなり嬉しい」
「嘘で告白するほど幼稚じゃないから。それに、ホントだからこんなに顔が熱いんじゃない?」
すると先生は微笑んだあと急に真顔になって、片膝をついて
「秋華ちゃ…ううん、秋華、絶対に守る。何があっても。そして治してみせる。演劇のコンクールに絶対間に合わせるから」
そう言ってくれた。
その後、奏斗先生にこの事を自慢したらしくお祝いしてくれた。あと、2人の時はお互い呼び捨てで呼んでいる。好きな物とかも教えてくれた。
そうやって幸せに過ごしていたある日、
「あ、ねぇ悠真、雪!雪降ってる!」